楽天モバイルの回線エリア完全ガイド 繋がらないときの対策も公開

楽天モバイルの回線エリア完全ガイド、繋がらない時の対策も公開

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「楽天モバイルはどこの回線?」
「楽天回線エリアの確認方法は?」
「繋がらない時の対策は?」

楽天モバイルは格安で利用できるため注目を集めていますが、通信状態は良いと言えるものではありませんでした。

しかし、2023年にプラン変更され、パートナー回線の通信制限が撤廃、5Gエリアの拡大により通信状態はかなり良くなっています。

森田 祐輔
森田 祐輔

本記事ではプラチナバンドの獲得やKDDIとの新協定締結など話題が多い楽天モバイルの、最新回線エリアについて分かりやすく解説します。

通信状態は以前より良くなっているのですが、まだまだ繋がりにくい場所があるのも事実です。

楽天モバイルが繋がらない時の対策についても解説しますのでぜひ参考にしてください。

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楽天モバイルの回線エリアの考え方

楽天モバイル回線エリアの考え方

楽天モバイルには自社の楽天回線を使用する楽天モバイルエリアと、au回線を使用するパートナー回線エリアがあります。

楽天回線が利用できないエリアでは、自動でパートナー回線に切り替わりカバーしています。

パートナー回線は通信制限がありましたが、2023年のプラン変更後データ容量の制限が撤廃されました。

  • 以前はエリアによって通信制限があった
  • 2023年6月以降の楽天モバイル

以前はエリアによって通信制限があった

楽天モバイルには大きく分けて楽天回線エリアとパートナー回線エリアがあり、楽天回線エリア外では自動でパートナー回線に切り替わります。

2023年6月まではパートナー回線には月間5GBの通信制限があり、5GBを超えると楽天回線エリア外では1Mbpsの通信制限がかかっていました。

森田 祐輔
森田 祐輔

楽天モバイルがMNOとして新規参入した頃は楽天回線エリアも狭く、パートナー回線での利用が多かったため通信制限にかかり不便な思いをしたユーザーも多いのではないでしょうか。

2023年6月から新プランが開始、月額料金はそのままでパートナー回線の通信制限が撤廃されました。

2023年6月以降の楽天モバイル

2023年6月に楽天モバイルのプランが刷新され、パートナー回線でも、データ容量無制限になりました。

プラン改正による変更点2023年6月以前
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
2023年6月以降
Rakuten最強プラン
料金料金変更無し
【0-3G】1,078円
【3-20G】2,178円
【20G-無制限】3,278円
楽天回線エリアデータ容量無制限無制限
パートナー回線エリアデータ容量5GB/月

パートナー回線エリアも無制限になったことで、通信制限にかかることもなく、以前より快適に利用できるようになっています。

楽天モバイルの口コミ・評判は?不向きな人は〇〇な人

楽天回線エリアも順次拡大中で、楽天モバイルは以前と比較すると通信環境はかなり改善されています。

最新の楽天モバイルエリア区分

最新の楽天モバイル回線エリア区分

楽天モバイルは利用するエリアによって、使用する回線が異なります。

大きく分けて、楽天モバイル自社回線と、au回線を利用するパートナー回線の2つがあります。

エリア周波数帯
(バンド)
パートナー回線au回線バンド18/26
楽天モバイル回線5Gミリ波n257
5GSub6n77
4GLTEバンド3

さらに楽天モバイル回線は、5Gミリ波エリアとSub6エリア、4GLTEエリアの3つに分類されます。

それぞれ使用する電波の違いですが、詳しく解説していきます。

  • 4GLTEエリア
  • 5Gミリ波エリア
  • 5GSub6エリア
  • パートナー回線エリア

4GLTEエリア

4G LTEエリアは楽天モバイルの中でも、都市部から山間部まで一番広範囲のエリアです。

楽天モバイルサービスエリアマップの4GLTEにチェックを入れるとピンクに色付けされる部分が4GLTEエリアです。

楽天モバイルサービスエリアマップの4G LTEエリア

楽天モバイル基地局の大部分がバンド3と言われる4G LTEの電波を出しています。

バンド3とは?

バンド3とは1.7GHz周波数帯を指します。バンド3は4G LTEのバンドで、大手キャリア3社も利用している周波数帯です。4Gの周波数帯は700MHz〜3.6GHzであり、大手キャリアはNTTドコモ・KDDIが7種類、ソフトバンクが6種類のバンドを割り当てられています。楽天モバイルの4GLTEバンドは1種類のみで、パートナー回線としてKDDIのバンド18/26を利用しています。

4G LTEは5Gと比較すると同時接続数や通信速度の面では劣りますが、電波が広範囲に届き建物や障害物に強い特徴があるため山間部や都市部などでは欠かせない電波です。

5Gミリ波エリア

楽天モバイルの5Gエリアの中でもごく限られたエリアでのみ「ミリ波」が利用可能です。

楽天モバイルサービスエリアマップで確認すると、青い点状の範囲がミリ波エリアです。

楽天モバイルサービスエリアマップの5Gミリ波エリア

通信速度が速く電波を拾うことができれば便利なミリ波ですが、ごく限られたエリアになる理由はミリ波の電波の性質が関係しています。

5Gの「ミリ波」とは?

ミリ波とは5Gサービスから新しく利用できる周波数帯のことで28GHz〜300GHzを利用します。周波数帯の帯域幅が広くなるほど通信が高速で多数同時接続が可能です。一方でミリ波は障害物の影響を受けやすく、電波の届く範囲が狭いため利用できるエリアが限られてしまいます。またミリ波を利用するためにはミリ波に対応した端末が必要です。

ミリ波を利用できる範囲は、無線基地局を目視できる距離と言われるほど範囲が狭いです。

電波の範囲が狭くミリ波対応端末が限られていることから、利用できるユーザーが限られているのが現状です。

5G Sub6エリア

楽天モバイルサービスエリアマップで緑色で示された部分が5GSub6エリアです。

楽天モバイルサービスエリアマップの5G Sub6エリア

楽天モバイル回線の5Gエリアは主にSub6の電波を利用します。

Sub6とは?

Sub6とは3.6〜6GHzの周波数帯のことを指します。ミリ波と比較して周波数帯の幅が狭いため、通信速度はミリ波ほど見込めませんが4GLTEより通信がスムーズです。またSub6はミリ波と比較して障害物に強く電波の幅が広域で、4Gの技術を応用するため環境が整いやすい特徴もあります。

楽天モバイルは2024年内に関東地方のSub6エリアを1.6倍拡大することを発表しています。

2024年1月の5Gエリアと2024年12月の5G予定エリアをを比較

他の地域でも順次エリアの拡大をしているため、楽天モバイルは今後ますます高速データ通信が可能になる地域が増えるでしょう。

パートナー回線エリア

楽天モバイル回線で補えない部分を、au回線を利用してカバーしています。

楽天モバイルサービスエリアマップでは薄いピンク色で示された部分が、パートナー回線エリアです。

より詳細なパートナー回線のサービスエリアを確認したい場合はKDDIの楽天モバイル向けローミングサービス提供エリアもご活用ください。

楽天モバイルサービスエリアマップのパートナー回線エリア

楽天モバイルは楽天回線を拡大しパートナー回線を順次終了していく方針でしたが、今後もローミングを継続することを発表しています。

楽天モバイルにKDDIが提供しているのはバンド18と26のプラチナバンドと言われる周波数帯です。

楽天モバイルは自社でプラチナバンドを持っていなかったため、地下や建物の中は繋がりにくい傾向にあります。

プラチナバンドとは?

プラチナバンドとは700〜900MHzの周波数帯の電波のことです。周波数が低いため一度に通信できる量が限られており、速度も遅い傾向にあります。一方でプラチナバンドは1GHzを超える5G周波数帯の電波と比較して、遠くまで届き建物などの障害物にも強い特徴があります。そのため地下や駅などの建物内や山間部に強い電波です。

2023年に楽天にもプラチナバンドが割り当てられたことで注目を浴びています。

今後自社回線でプラチナバンドが利用できるようになれば楽天モバイル回線は、より快適になるのではないかと期待されています。

楽天モバイルエリアの確認方法

楽天モバイルエリアの確認方法

楽天モバイルのエリアは楽天モバイルサービスエリアマップで確認できます。

特定地点で楽天モバイル回線が利用できるかは端末で確認しましょう。

設定画面からモバイル通信をタップする
iPhoneの設定画面からモバイル通信を選択する

iPhoneの場合は設定画面から設定→モバイル通信を選択します。

現在利用しているネットワークの選択をOFFにする
iPhoneの設定画面からネットっワーク設定を選択

ネットワーク設定の自動をオフにしましょう。

ネットワーク選択画面で接続可能回線を確認する
iPhoneの画面にMobilecountrycodeとMobilenetworkcodeが一覧で並んでいる

様々な回線が一覧で確認できます。「Rakuten」または「440 11」が表示されればその地点で楽天モバイル回線が利用可能です。

Androidの場合の確認方法

お使いの端末によって多少異なります。

  • 設定→ネットワークとインターネット
  • SIMを選択
  • ネットワークを自動的に選択

「Rakuten」または「440 11」が表示されればその地点で楽天モバイル回線が利用可能です。

楽天回線に接続可能かどうかは端末で確認できますが、電波の強弱まではわからない点に注意しましょう。

楽天モバイル接続回線の見分け方

楽天モバイル接続回線の見分け方

以前はmy楽天モバイルアプリで楽天回線とパートナー回線のどちらに接続されているかを確認することができましたが、現在は表示されません。

2023年6月に楽天最強プランへ変更後パートナー回線も無制限となったからです。

森田 祐輔
森田 祐輔

とは言え通信速度が遅い場合や繋がりにくい場合、接続回線は気になりますよね。

楽天公式の方法ではありませんがAndroidでは、LTEチェッカーなどのアプリを利用すると接続回線を簡単に確認できます。

iPhoneではフィールドテストモードを利用すると、楽天回線かパートナー回線か確認可能です。

フィールドテストモードは「✳︎#3001#12345#✳︎」を通話アプリで電話をかけると立ち上がります。

iPhoneでフィールドテストモードを起動させる方法

フィールドテストモードを利用する際はRakutenLINKアプリではなく、通話アプリから利用する必要がありますが無料ですのでご活用ください。

楽天モバイル繋がりやすいエリアとは?

楽天モバイル繋がりやすいエリアとは?

楽天モバイルで理論上一番繋がりやすいのは自社回線エリアで、特に普段利用する場所が5Gエリアであれば快適に利用できます。

エリア特徴
5Gエリア電波の範囲と同時接続数、通信速度のバランスは良いが障害物に弱い
4G LTEエリア通信速度、同時接続数は5Gには劣るが電波が広範囲で障害物に強い
パートナー回線エリア楽天回線からパートナー回線に切り替わる際にタイムラグがあるため繋がりにくさを感じる

楽天モバイルで現在でも繋がりにくいのは地下や建物内で、パートナー回線に切り替わる際のラグが課題です。

電車で移動中に主要な駅では特に繋がらない現象が大手3キャリアと比較して起こりやすく、繋がらないと言われる要因になっています。

楽天モバイルもプラチナバンドを取得したので、大手キャリア並に快適になる可能性はありますが不便と感じる人は乗り換えも検討してみましょう。

楽天モバイル繋がりにくいときの対策

楽天モバイル繋がりにくいときの対策

楽天モバイル自社回線の拡大やパートナー回線の通信制限撤廃などを受けても、繋がらないという悪い口コミも見られます。

実際に楽天モバイルを再契約してみると繋がらないと感じる場面は少なくなっていますが、建物内や電車での移動時は繋がりにくいのが現状です。

楽天モバイルが繋がりにくい時の対策をご紹介します。

  • エリアを確認、移動を試みる
  • 機内モードのオンオフを繰り返す
  • 他キャリアに乗り換える
  • 楽天は通話用にしデータ用SIMを契約する

エリアを確認、移動を試みる

楽天モバイルが繋がりにくい場合、楽天モバイル回線エリア外であることが考えられます。

楽天モバイルサービスエリアマップでエリアを確認し、移動をしてみましょう。

森田 祐輔
森田 祐輔

また建物内や地下は特に繋がりにくいので、建物から出るか地上に上がるなどすると改善する場合があります。

窓を開けられる環境であれば、電波が入るように遮蔽物を少なくしてみるのも手段の一つとしてあります。

面倒ですがスマホを利用したい場合は、移動を試みてみましょう。

機内モードのオンオフを繰り返す

楽天モバイルが繋がりにくい場合に、端末の機内モードをオンオフしてみると繋がるケースもあります。

端末が様々な電波の中から強い電波を拾う過程で、不具合を起こしている可能性が考えられます。

機内モードをオンオフすると、端末が電波を再接続するため不具合が改善するケースがありますので確認してみましょう。

電源のオンオフを試してみる

機内モードのオンオフを繰り返しても改善しない場合は、スマホ本体の再起動を試してみてください。

森田 祐輔
森田 祐輔

スマホの電源をオフすることでスマホ全体の不具合が改善される可能性があります。

機内モードのオンオフだけでは、再接続が確実に行われない可能性があるためスマホの電源を入れ直してみましょう。

他キャリアに乗り換える

楽天モバイルが繋がらないことが多い場合は、他のキャリアに乗り換えを検討してみましょう。

森田 祐輔
森田 祐輔

特にパートナー回線に接続される場合は、楽天モバイルの基地局が近くに立つのを待つしかありません。

格安データ無制限で利用できても通信状態が悪くては使い物になりませんので、他社への乗り換えを検討してください。

楽天は通話用にしデータ用SIMを契約する

楽天モバイルで通話無制限のRakutenLINKを利用したい場合は、楽天モバイルを通話用にしてデータ用のSIMを契約してデュアルSIMで利用する方法もあります。

楽天はeSIMでの利用が可能なため、eSIMに対応している端末であればデュアルSIMで利用することができます。

eSIMとは?

eSIMとはスマホ内蔵のSIMにプロファイル(契約者情報)を、ダウンロードして使用するSIMです。従来のSIMカードが不要であり、eSIMに対応しているキャリアと端末であればオンラインで開通まで完結します。楽天モバイルのeSIMプランは早ければ30分で開通可能です。eSIMはSIMカードと組み合わせて、複数のキャリアを契約しそれぞれのプランのいいとこ取りができるためデュアルSIMで利用する人も増えています。

RakutenLINKで24時間通話無制限を利用したい場合は、データ用に別のキャリアを契約しデュアルSIMで利用することをおすすめします。

楽天モバイルのエリアについてよくある質問

楽天モバイルのエリアについてよくある質問

楽天モバイルのエリアについてよくある質問をまとめました。

個別の質問については楽天モバイルお客様サポートをご活用ください。

楽天モバイルはどこの回線を使っている?
楽天モバイルは自社回線の楽天回線を使っています。楽天回線エリアは順次拡大中で、カバーできない部分をパートナー回線としてau回線を使用しています。パートナー回線は5Gの通信制限がありましたが、2023年にプランが刷新され現在はパートナー回線もデータ無制限で利用可能です。
>> 楽天のモバイルの回線エリアについて詳しく知りたい
楽天モバイルのエリアの検索方法は?
大まかな楽天モバイルエリアは楽天モバイルサービスエリアマップで確認できます。特定地点で楽天回線を検索する方法は端末のネットワーク設定から確認しましょう。
>> 楽天モバイルエリアの検索方法を詳しく知りたい
楽天モバイルの回線はどうやって見分ける?
楽天回線かパートナー回線どちらに接続されているのか見分ける方法は、LTEチェッカーをダウンロードするかフィールドテストモードで確認するしかありません。以前はmy楽天モバイルアプリで接続回線を確認できましたが、現在は表示されなくなっています。他の手段で接続回線を見分けましょう。
>> 楽天モバイルの接続回線を調べる方法を知りたい

まとめ

楽天モバイルの最新エリア情報をおさらいしましょう。

  • 楽天モバイルは楽天回線と、パートナー回線としてau回線を使用している
  • パートナー回線も含め全てのエリアでデータ無制限で利用できる
  • 楽天回線エリアは5G(ミリ波/Sub6)4GLTEから構成されている
  • my楽天モバイルアプリでは接続回線が表示されなくなっている
  • 楽天モバイルが繋がらない場合は機内モードまたはスマホの電源をオンオフしてみる
  • 建物や地下から移動すると通信状況が改善するケースがある

楽天モバイルはパートナー回線も通信制限が撤廃され、以前よりも便利になっています。

楽天回線5Gエリアも拡大してきているので、通信状態は改善してきていると言えます。

通信状態が改善しているとは言え、利用するエリアや場所によっては繋がりにくいことがあるのも事実です。

ぜひ本記事を参考にしていただき、普段スマホを利用する場所が、楽天モバイルを快適に利用できるエリアか確認してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。