光回線の解約金は高額?負担を最小限に抑えるコツもプロが伝授

光回線の解約金は高額?負担を最小限に抑えるコツもプロが伝授

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「光回線の解約金はいくら?」
「解約金は安くできない?」
「解約金不要の光回線はある?」

光回線は解約時に違約金や工事費の残債などが発生し、解約金が高額になってしまうケースがあります。

特に分割払いにした工事費が残ったまま解約すると6万円近くかかる可能性があり注意が必要です。

森田 祐輔
森田 祐輔

本記事では光回線の解約時にかかる必要な費用について徹底解説しています。

引っ越しや現在利用中の通信会社に不満があるなど乗り換えたいと思っていても解約金が心配という方もいますよね。

解約金を最小限に抑えるコツも伝授しますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

光回線の解約金とは

光回線の解約金とは

光回線を解約するタイミングによっては違約金だけではなく、工事費の残債などが必要です。

2022年6月30日以前に契約した人、工事費の残債がある人は解約金が高額になる可能性があります。

解約時にかかる費用について詳しくみていきましょう。

  • 光回線の契約解除料金
  • プロバイダの契約解除料金
  • 工事費用の残債
  • 機器撤去費用
  • LNP手数料
  • 最低利用期間利用料

光回線の契約解除料金

契約期間の縛りがある、自動更新型プランの場合は更新月以外の解約で契約解除料が発生します。

まずはご自身が契約しているプランと通信会社のホームページを確認してみましょう。

多いパターンは契約満了月とその翌月が更新月になり、その期間内での解約時には違約金の発生はありません。

契約解除料が必要なタイミング例(2年更新の場合)

更新月に解約しない場合は自動更新になり、次の契約期間満了月まで更新月はありませんので注意しましょう。

2022年2月22日に電気通信事業法が改正され、解約金は上限が1ヶ月の月額利用料金までに引き下げられました。

ただし2022年6月30日までに契約した光回線においては、契約時の違約金が請求されますので高額になるケースがあります。

プロバイダの契約解除料金

回線業者の解約金とは別にプロバイダの解約金が必要な場合があります。

回線とプロバイダを別に契約している場合の契約解除料金について

例えばYahooBBwithフレッツを利用している戸建ての解約金は両者合わせて5,720円です。

Yahoo BBスタンダードフレッツ光
戸建1,320円
マンション1,045円
戸建4,400円
マンション2,200円
2022年7月1日以降契約

2022年6月30日以前に契約をしている場合はYahoo BBスタンダードでも5,500円が必要で両者の合計は9,900円です。

近年は回線業社とプロバイダーが一体になっている通信会社が主流になりつつありますが、一体型の場合解約金は1社からのみ請求されます。

回線とプロバイダを別に契約している場合は2社と契約しており、両方から解約金を請求されるので注意しましょう。

工事費用の残債

光回線の工事費は分割払いにすると実質無料になるケースが多いのですが、分割払い期間中に解約すると残積を一括請求されます。

光回線工事費支払回数
NURO光44,000円36回
おてがる光22,000円12回
JCOMネット戸建
47,520円
マンション
18,480円
戸建24回
マンション
12回
ドコモ光22,000円完全無料
ソフトバンク光戸建
26,400円
マンション
10,560円
24回
GMOとくとくBB光26,400円36回
楽天ひかり22,000円24回
eo光29,700円25回

各社工事費や分割払いの回数が違いますので解約を検討中の方は、工事費の残債がないか確認をしましょう。

ちなみにホームルーターやモバイルルーターを実質無料で購入している場合も、解約時に残債が一括請求されるので注意してください。

機器撤去費用

光回線解約時はレンタルしていたホームゲートウェイやONUの返却が必要で、作業員に依頼すると機器撤去費用が発生します。

返却にかかる費用は通信会社によって異なります。

作業員による撤去5,000円程度
セルフ撤去送料実費or着払い

また別途光ファイバーを撤去しないといけない場合は通常5,000〜11,000円が必要です。

光ファイバー撤去が必要なのは賃貸マンションで原状回復しないといけない、又は強制撤去が必要な光回線業者との契約です。

au光は契約時期によって強制撤去が必要で3万円を超える撤去費を請求されますので注意しましょう。

au光の強制撤去が必要なケース

2018年3月1日〜2022年6月30日に「auひかりホーム」又は「auひかりホーム高速サービス」を契約している場合は強制撤去が必要で撤去費用は31,680円と高額です。ユーザーの都合で撤去ができない場合は毎月の維持費が発生します(99円〜577円)。2022年7月1日以降に契約した場合撤去工事は任意ですが、金額は31,680円と高額です。

また賃貸マンションで原状回復のために撤去工事を行う場合は、工事が完了するまでの賃貸料もかかるので余裕を持って工事日を設定しましょう。

LNP手数料

LNP手数料とは固定電話を利用している方が電話番号を引き継ぐ際に必要な費用です。

金額
LNP変更手数料2,420円

LNP手数料は一律で、どこの通信会社でも電話番号を引き継ぐ際には必要です。

そもそも固定電話の契約をしていない、電話番号にこだわりがない場合は必要ありません。

最低利用期間利用料

最低利用期間が設定されている通信会社の場合は、解約をしても契約期間が終えるまでの月額利用料を一括請求される場合があります。

最低利用期間が設定されている場合は契約解除料金とは重複しないことが多く、半年~1年間の設定が一般的です。

最低利用期間が設定されている場合の光回線解約は、早期の解約では解約金が高額になるので注意しましょう。

光回線の解約金のルール変更とは

光回線の解約金のルール変更とは

2022年に電気通信事業法が改正され、光回線の解約時にかかる費用は大幅に減額されました。

解約金
法改正
法改正前法改正後
解約違約金通信会社が設定、1万円〜3万円と高額月額料が上限
工事費残債最大60回まで分割、更新月の解約でも高額な残債契約期間内で支払いが終了する
事業者変更
手数料
2,000円〜3,000円撤廃

法改正前は契約解除料は各通信会社が設定していたため高額でした。

法改正後に締結した契約については月額利用料を超える契約解除料を、請求されることはありません。

解約金が制限されたことで、光回線の解約はハードルが下がったと言えるでしょう。

電気通信事業法における消費者保護ルール、総務省
引用:総務省|消費者保護ルール

しかし各社工事費を分割払いにすることで実質無料にするキャンペーンを行い、分割払い中に解約すると工事費残債が請求されます。

森田 祐輔
森田 祐輔

契約解除料は減額されましたが、各社違約金とは別に費用がかかる仕組みになってます。

法改正により解約のハードルが下がったとは言え、解約に必要な費用が高額になる可能性があるということは念頭に置いておきましょう。

光回線の解約金を最小限に抑える方法

光回線の解約金を最小限に抑える方法

光回線は何も対策をせず解約してしまうと、解約金が高額になってしまう場合があるので注意しましょう。

光回線の解約金を最小限に抑える方法を伝授します。

  • 契約更新月に解約する
  • 同じ回線を継続で契約する
  • 機器を自分で郵送する
  • 他社の解約金を負担してくれる光回線に乗り換える

契約更新月に解約する

光回線はプランによって2年契約、3年契約など契約期間の縛りがあり、更新月以外に解約すると契約解除料を請求されます。

契約期間の縛りがあるプランを利用している方は、契約内容や更新月を確認してください。

森田 祐輔
森田 祐輔

更新月には工事費の分割払いも支払いを終えていることが多く、安く解約できる可能性が高いです。

契約期間の縛りがあるプランを利用している方は更新月に解約することを検討してみましょう。

同じ回線を継続で契約する

引越しで光回線の解約を検討している方は、同じ回線を引越し先でも利用することで契約解除料は発生しません。

各社引越し先でも利用するユーザー向けに、キャンペーンをしている場合があるので確認してみましょう。

引越し先で利用できないケースもありますのでお使いの光回線を確認してください。

森田 祐輔
森田 祐輔

更新月が近い場合は一度解約してから新たに申し込む方が、新規のキャンペーンが適用になりお得になる場合があります。

どちらがお得かは契約プランやお使いの光回線にもよりますので、確認してから決断するのが賢明です。

機器を自分で郵送する

光回線解約時にはレンタルしているホームゲートウェイやONUの返却が必要で作業員に依頼すると費用が発生します。

セルフ撤去にすると返送キットが送られてきて着払いで返却できるか、送料のみ実費になるかどちらかです。

作業員による撤去5,000円程度
セルフ撤去送料実費or着払い

セルフ撤去はあまり公にされていないので、カスタマーセンターで確認をしてみましょう。

機器の取り外しは難しくないのでセルフ撤去が可能な場合は、自分で郵送するのがおすすめです。

他社の解約金を負担してくれる光回線に乗り換える

NURO光をはじめ多くの通信会社で他社の解約金を負担してくれる、キャンペーンをしています。

森田 祐輔
森田 祐輔

どうしても利用したい光回線がない場合は、解約金を負担してくれる通信会社を利用しましょう。

契約解除料のみではなく工事費残債も込みで、最大6万円まで負担してくれる通信会社もあります。

解約時にかかった費用の領収書のもらい忘れに注意してくださいね。

NURO光
NURO光戸建てプラン
工事費用44,000円
月額料金5,200円
最低利用期間3年
キャンペーンキャッシュバック
45,000円
NURO光マンションプラン
工事費用44,000円
月額料金2,750円
最低利用期間3年
キャンペーンキャッシュバック
25,000円

NURO光はTVCMもやっているので認知度が高い光回線です。

NURO光がおすすめな理由
  • NURO光(戸建て)は通信速度が速いと評判が良い
  • スマホがソフトバンクならセット割でお得に使える

スマホがソフトバンクなら、毎月1,100円割引されるスマホ割が適用されます。

対応エリアが全国ではなく一部地域なので、エリア内であれば検討をおすすめしたい光回線です。

光回線解約金一覧

光回線解約金一覧

光回線の解約金を一覧にしてまとめましたので参考にしてください。

2022年7月1日
以降契約
2022年6月30日
以前契約
NURO光2G(3年)
3,850円
マンション
528円
2G(2年)
3,740円
マンション
363円
10G(3年)
4,400円
2G
10,450円
10G
22,000円
おてがる光0円0円
JCOMネットネット単体
3,850円
TVとセット
4,950円
詳細は後述
戸建
9,350円〜
20,000円
マンション
3,850〜
11,000円
ドコモ光戸建
5,500円
マンション
4,180円
ミニ
2,970円
戸建
14,300円
マンション
8,800円
ソフトバンク光(2年)
4,180円〜
6,380円
(5年)
5,170円〜
5,830円
月額料金に準ずる
2年
10,450円
5年
16,500円
GMOとくとくBB光0円11,000円
楽天光戸建
5,280円
マンション
4,180円
10,450円
eo光2,200円〜
6,200円
詳細は後述
1年未満
13,200円
1〜2年
6,600円
長割の場合は
3年更新

契約金の不要の光回線も出てきていますが、契約期間があり解約金が必要な通信会社が多いのが現状です。

JCOMネットとeo光については解約金が複雑ですので詳しく解説します。

  • JCOMネット
  • eo光

JCOMネット

JCOMネットはプランや住居携帯、地域によって解約金・契約年数が異なります。

JCOMネットの評判は?どんな人におすすめか元JCOM社員が徹底解説

代表的なプランはスマートお得プランとお得ネットで、契約年数は戸建で2年、マンションは1年契約です。

2022年7月
以降に契約
2022年6月
以前に契約
スマートお得プラン4,950円戸建22,000円
マンション11,000円
お得ネットパック3,850円9,350円
記載がないものは戸建マンション共通の価格

またネットだけを解約するのか、すべてのサービスを解約するかによっても変わってくるので詳しくはJCOMマイページで確認してください。

eo光

eo光は長割や即割など契約年数に応じて割引があるため、契約内容によって解約金が大幅に変わります。

即割なしは1年契約、即割ありは2年契約で両者とも自動更新がないため契約満了以降はいつ解約しても解約金不要です。

契約日2022年7月1日
以降契約
2022年6月30日
以前契約
即割の有無即割なし
1年未満
即割あり
2年未満
10G2,400円6,200円1年未満
13,200円
1〜2年
6,200円
5G5,630円
1G5,110円
100M4,800円

マンションの場合は月額料金から880円を引いた金額が解約金として請求されます。

長割は3年契約で即割とセットで申し込みができるのですが、自動更新があるため更新月以外での解約は解約金が発生します。

長割適用時の解約金
2022年7月1日
以降契約
2022年6月30日
以前契約
10G5,460円経過年数に応じて変動
5G4,770円
1G4,140円
100M3,770円

eo光は法改正前に長割を契約していても、法改正後に自動更新継続された場合は新しい解約料金が適用になります。

eo光の解約金はやや複雑ですのでeo光マイページから確認してください。

解約金がかからないおすすめ光回線

解約金がかからないおすすめの光回線

短期間で引っ越すことが決まっている又は、転勤などで更新月まで契約するのが難しい場合は、解約金がいらない光回線の利用がおすすめです。

解約金がかからないおすすめの光回線をご紹介します。

  • おてがる光
  • とくとくとくBB光

おてがる光

おてがる光は契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約金がかかりません。

おてがる光の評判は悪い?スペックを徹底解説 おてがる光の評判は悪い?スペックを徹底解説

レンタルしている機器撤去も返送キットがあるため、簡単で配送料も着払いです。

工事費は24回払いで実質無料ですが、1年未満の解約は工事費残債が発生します。

おてがる光
おてがる光戸建てプラン
工事費用22,000円
月額料金4,708円
最低利用期間なし
キャンペーン工事費無料
おてがる光マンションプラン
工事費用22,000円
月額料金3,608円
最低利用期間なし
キャンペーン工事費無料

おてがる光は、業界最安級の料金プランで、しかも契約期間のしばり(解約違約金)がありません。

おてがる光がおすすめな理由
  • 光回線人気ランキング1位
  • 通信速度が速い
  • 契約の縛りが無い

おてがる光は、複雑なオプションに加入する必要がありません。

シンプルに光回線で一番安いので、自信を持っておすすめします。

とくとくとくBB光

とくとくBBは契約期間の縛りがなく契約解除料金が不要なほか、光ファイバー撤去が必要な場合も撤去工事費が無料です。

また他社から乗り換える際の解約費用を6万円まで負担してくれます。

工事費は36回払いで実質無料ですが、3年未満の解約では工事費の残債が発生します。

とくとくBB光
とくとくBB光戸建てプラン
工事費用26,400円
月額料金4,818円
最低利用期間なし
キャンペーンキャッシュバック
最大128,000円
とくとくBB光マンションプラン
工事費用25,300円
月額料金3,773円
最低利用期間なし
キャンペーンキャッシュバック
最大128,000円

とくとくBB光 は、契約期間の縛りが無い光回線です。

光コラボアワード2023で最優秀賞を受賞し、満足度や安心感の高いサービスとして注目されています。

とくとくBB光 がおすすめな理由
  • 光コラボアワード2023で最優秀賞受賞
  • 契約の縛りが無い
  • 工事費が実質無料になる
  • WiFiルーターがプレゼントされる
  • 高額なキャッシュバックがある

工事費が実質無料です。

またWiFiルーターのレンタルが0円で、3年以上利用するとプレゼントされるキャンペーンを実施しています。

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光回線の解約金でよくある質問

光回線解約 よくある質問

光回線の解約金についてよくある質問についてお答えします。

個別の質問については、各通信会社のカスタマーセンターへお問い合わせください。

光回線の解約金のルールはどう変わったの?
2022年の電気通信事業法の改正により、解約金が大幅に減額されました。契約解除料の上限が月額利用料までに設定されたほか、事業者変更手数料は撤廃されています。工事費の残債も契約期間内で支払い終えるように設定され、契約更新時には工事費残債は発生しません。2022年6月30日までに締結された契約については契約時の料金が発生しますので注意しましょう。
>> 光回線の解約金のルール変更についてもっと知りたい
光回線の解約金はいくらですか?
光回線の解約金は2022年7月1日以降締結した解約では月額料金が上限です。2022年6月30日以前の契約については5,000円から3万円と高額な解約金が請求される可能性があります。契約期間に縛りがあるプランは更新月があり、更新月の解約では契約解除料はかかりません。その他工事費残債や、機器撤去費用などが必要な可能性があります。
>> 光回線の解約金について詳しく知りたい
解約金がかからない光回線はあるの?
契約期間の縛りがない光回線であれば契約解除料金はかかりません。解約金がかからないおすすめの光回線はおてがる光と、とくとくBB光です。工事費は分割で実質無料になりますが、おてがる光は1年、とくとくBB光は3年未満の解約で工事費の残債が発生します。
>> 解約金がかからない光回線について詳しく知りたい

まとめ

光回線の解約時にかかる費用についておさらいしましょう。

  • 契約期間に縛りがある光回線は更新月以外の解約で契約解除料が必要
  • 法改正前に契約した光回線は高額な解約金を請求される可能性がある
  • 工事費を分割払い中に解約すると工事費残債が請求される
  • レンタル機器はセルフ撤去で返却するのがおすすめ
  • 解約金を最小限に抑える方法は更新月に解約するか、解約料金を負担してくれる光回線に乗り換える
  • 契約期間の縛りがない光回線は契約解除料金が不要

光回線を解約するタイミングによっては契約解除料金や、工事費の残債などが必要です。

2022年の法改正で大幅に減額されましたが、高額になるケースもまだまだあります。

そんな中、契約解除料金がかからない光回線もあります。

解約金を負担してくれる光回線に乗り換えたり、解約金がかからないタイミングで解約するなど工夫をして解約金を最小限に抑えてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。